食事改善のその1であるてんさい糖について紹介します。
1:てんさい糖とは
一般的に家庭で使用されている砂糖はサトウキビを原料として精製せれていますが、てんさい糖はその名の通り甜菜(てんさい)を原料に精製されています。甜菜は砂糖大根やビートとも呼ばれています。日本では北海道で多く作れており、見た目はカブや大根のようですが、分類上はほうれん草と同じヒユ科に属しています。甜菜から抽出した糖液を更に遠心分離などの処理をして精製したものがてんさい糖です。
2:歴史
あまり聞き覚えのないてんさい糖ですが、地中海沿岸原産でフランスやドイツなどのヨーロッパ圏で甘味料として一般的に使用されています。日本では明治以降に国内で生産されるようになり、砂糖消費量の25%程度を占めています。
3:栄養・効能
一般的な砂糖である上白糖にはない、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅などのミネラルが豊富で、特に天然のオリゴ糖であるラフィノースが含まれていることが特徴です。このラフィノースは腸内のビフィズス菌増殖効果でお腹の調子を整えたり、難消化性で身体に吸収されにく特徴を持っています。また、身体を温める効果がある唯一の糖類でもあります。GI値が上白糖の100に対して65程度と低く、血糖値の上昇が緩やかなことも大きな特徴です。
4:味
コクと旨味が上白糖より強くあるように感じます。私は家にあった砂糖を全ててんさい糖に置き換えました。料理にはもちろん使用しますし、コーヒーにも入れますし美味しくいただけます。私はやったことないですが、お菓子にも合うそうです。
5:デメリット
一つ目は値段で上白糖の2倍程度します。
二つ目はカロリーが高いことです。高いと言っても上白糖と大差はないのですが、健康に良いからと摂取しすぎるとカロリーオーバーで本末転倒になってしまいます。
最後にてんさい糖ですが、昨今のダイエットブームや健康意識が高まっているためか一般的なスーパーでも取り扱いがあり入手は容易です。もちろんネットでも購入可能です。てんさい糖の自然な甘さに慣れてくると、上白糖の甘さが少し嫌な感じになり自然と砂糖の摂取が減ってもきます。
おすすめの砂糖で、置き換えも簡単なので是非お試しください。